産科

妊娠・出産を考えるうえでもっとも大切なのは、母体となる患者さまの不安を取り除くこと。健やかな出産を目指すお気持ちを受け止めて、きちんと治療の方針をご相談し、きめ細やかなトータルサポートを心がけています。

産科外来を受診される方

妊娠したかなと思ったら、まず受診して下さい。

初診時に行う検査

無月経(月経が遅れている場合)または市販の妊娠検査薬で陽性の場合は、受診していただき、必要であれば尿検査による妊娠検査を行い、超音波検査にて正常な妊娠(子宮のなかに妊娠しているか)であるかを診断します。

初診時の外来の流れ

  1. 問診
    最終月経の確認、既往歴、婦人科以外の領域の合併症の確認
  2. 尿検査
    妊娠をすることにより、体内に産生される尿中のHCGというホルモンが存在しているか否かを確認します。妊娠4週でほぼ100%陽性になります。
  3. 超音波検査
    最終月経や性交渉の日付などに元づいて妊娠週数を推定し、超音波検査を行います。推定された週数とこの検査で確認される妊娠週数の状態が、一致しているかを確認します。また同時に子宮筋腫や卵巣腫瘍などの病気がないかも確認します。

初診時以降妊娠11週までの検査

超音波検査にて、受診日の妊娠週数に相当する大きさに胎児が成長しているかを確認します。この時期は流産や異所性妊娠(子宮外妊娠)などを調べます。場合によっては予定日の修正を行います。また血液検査にて貧血や感染症の有無を調べます。

超音波検査

妊娠4週
子宮内膜の肥厚または子宮の中に小さなGS(胎嚢)とよばれる胎児の部屋がみえてきます。
妊娠5週~6週
胎嚢のなかにyolk sac(卵黄嚢)とよばれるリング状の構造物が確認でき、さらに胎芽(胎児)と心拍動が確認できます。この時点で子宮内の妊娠の確定が可能になります。また母子手帳の手続きを行います。
妊娠7週~10週
胎児の心拍動を確認し、大きさ(CRL)を測定します。この時胎児の大きさより妊娠週数の確認・修正を行います。

血液検査

妊娠初期に血液型、貧血の有無、感染症、血糖などの検査を行います。

子宮がん検診(細胞診)

妊娠初期に1回行います。

妊娠中の運動の指導

過剰な体重増加を防ぎ、母体の健康状態を維持できるように指導します。一般的には散歩、ストレッチ、スイミングなどです。

妊娠11週までの注意が必要な症状

この時期には妊娠悪阻、切迫流産、絨毛膜下血腫(胎児を包んでいる絨毛膜という膜と子宮壁の間に血腫(血の塊)を生じた状態)などの発症に注意が必要です。

妊娠悪阻(「つわり」)

悪心、嘔吐、食欲不振などの症状が中心で放置すると、脱水やwernicke脳症とよばれる生命に危険を及ぼす状態になることがあります。軽度の「つわり」では治療は必要ありませんが、水分が摂取できなくなったり、嘔吐がひどい時は受診が必要です。まず「食べられるときに、たべられるものを、食べられる量だけ」が治療の基本になります。

切迫流産

妊娠12週未満の流産を早期流産と定義されています。月経に近い量の出血や下腹部痛を認める場合は念のため受診してください。少量の出血の場合は、安静のみで軽快することがほとんどです。原因としては胎児の染色体異常であることが多いといわれていますが、現在のところ流産の前にその異常を判断する方法はございません。

絨毛膜下血腫

切迫流産の症状のように、出血や腹痛などの症状を認めます。出血だけの症状の時もあるので、出血が気になるときは受診してください。

国が示している妊婦健診の基準

健診回数と健診の時期、検査項目

妊娠時期 健診間隔 検査
妊娠初期~妊娠23週 4週間に1回程度
初診時~数回は必要に応じて健診します
超音波検査、血液検査(感染症/HIV・ATLA・C型肝炎・B型肝炎、梅毒・トキソプラズマ、血液型、血算)、子宮がん検診、膣内の培養検査、性器クラミジア検査
妊娠24週~妊娠35週 2週間に1回程度 超音波検査、羊水量の評価など、血液検査(血算、血糖検査)、膣内の培養検査
妊娠36週~分娩まで 1週間に1回 超音波検査、血液検査(血算)

超音波検査には通常超音波検査と胎児超音波検査があります。

通常超音波検査では、胎児発育、胎位・胎向、胎盤位置・羊水量、頸管長を測定します。

胎児超音波検査では、胎児形態異常の診断を行います。

当クリニックでは、横須賀共済病院と連携し「オープンシステム」という方法で妊娠初期だけでなく、ご希望の方は妊娠34週頃まで当クリニックにて妊婦健診を行くこともできます。詳しくはスタッフまでお尋ねください。

セミオープンシステム

当院が採用する、産科・セミオープンシステムとは『普通の妊婦健診は診療所で、お産は総合病院で』というシステムです。アメリカでは既に一般的のシステムですが、今後日本でも主流になると予想されている診療スタイルです。
連携した近所の先生(健診施設)で妊婦健診を行い、医療体制が整った病院(横須賀共済病院)で安心・安全な出産ができます。
妊婦中に異常があるときは、夜間、休日などもすぐ病院が対応します。ご希望の方は担当医までお申し出ください。

お問い合わせ

046-874-7272

診療時間・アクセス

診療時間
午前9:00~12:00
(土曜 9:30~13:00)
午後15:00~19:00
受付時間
午前8:45~12:00
(土曜 9:15~13:00)
午後14:45~18:00
休診日
水曜・土曜午後・日曜・祝日
※セカンドオピニオン外来は土曜のみとなります。

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