その他 思春期外来・性感染症・膣炎・ブライダルチェック・排尿障害

思春期外来

思春期とは小児期から成熟期への移行期です。具体的は二次性徴の出現に始まり、初経を経て月経周期がほぼ順調になるまでの期間を言います。だいたい8~9歳頃にはじまり17歳~18歳頃までの時期です。思春期を迎えると、性ホルモンの分泌が高まり、身体的な変化が出現します。思春期の発来時期は人種差、遺伝などによって異なりますが、日本人の正常思春期発来時期の標準は、女子では、10歳頃に乳房発育、11歳~12歳頃に恥毛の発育、12歳~13歳頃に初経というように二次性徴は乳房発育、陰毛、月経の順に出現します。思春期には次の様な病気があります。

早発思春期
7歳での乳房発育、8歳未満で陰毛発育、10歳未満での初潮などの症状があります。その他の症状として高身長(急速な身長の伸び)もあります。
摂食障害
身体的にも精神的にも大きく変化する時期であり、成長のバランスが崩れることが多い時期です。代表的な病気に神経性食欲不振症とよばれる疾患があります。摂食障害により起こる低栄養状態は、成長・性腺機能に影響し低身長や無月経、二次性徴の遅れ、骨密度の低下などがおこります。
起立性調節障害
立ち上がったり、体を動かしたりしたときに、立ちくらみや全身倦怠感、頭痛などの症状が出現します。遺伝的要因や環境要因などが相互に関与しているといわれています。
過敏性腸症状群
腹痛や下痢・便秘などの症状が出現します。朝起床時から腹部不快感や腹痛、便意がはじまりトイレに行っても不快感が改善しなかったり、下剤を用いないと便意が生じない場合、便意があるのにうまく排便できない状態などがあります。
睡眠障害
夜更かしが増えると、生体リズムがくずれて睡眠リズムに乱れがでてきます。睡眠不足が慢性化すると、身体機能の低下、攻撃性の亢進、抑うつや不安、食欲の低下、倦怠感などが出現し糖尿病や肥満発症のリスクが高くなります。
無月経
18歳になっても初経の発来がない状態は原発性無月経といい、15歳以上で初経の発来したものを遅発月経といいます。日本人の平均初経年齢は約12歳です。原発性無月経の原因には染色体異常や外性器の異常を伴う性分化異常とよばれる状態やホルモン異常もあります。これに対して初経後に月経が来なくなる状態を続発性無月経といいます。3か月以上月経いが来ない場合は受診をおすすめします。
月経困難症
思春期に起こる月経痛は、成長過程にある未熟な子宮内に月経血がたまり、これを排出するためにプロスタグランジンとよばれる痛みの物質が、子宮内より産生されることによって強い子宮収縮が起こるためです。またこの物質の影響で頭痛、めまい、動悸、悪心、嘔吐、下痢などの症状も伴います。
月経前緊張症(PMS)
月経前の5日間に抑うつ、いら立ち、不安、頭痛、乳房痛、腹部膨満、むくみなどの症状が出現し、月経開始後4日以内に軽快する場合をいいます。
不正性器出血
月経を正常におこす調節機構が成熟・完成するまでは約7~8年かかるといわれ、思春期の不正性器出血は、この調節機構が未熟なためにおこる機能性とよばれる出血がほとんどです。ただし感染症や腫瘍が原因で起こる出血もあるので注意が必要です。

性感染症・膣炎とは

性感染症(STD)は性行為などによって感染する病気のことです。以前は「性病」と呼ばれていて、現在は法改正により、性感染症(STD:Sexually Transmitted Diseasesの頭文字)」、またはSTI(Sexually Transmitted Infectionsの頭文字)と呼ばれるようになりました。性感染症(STD)は、必ずしも自覚症状があるとは限らない病気です。そのため、感染に気づいたときにはすでに多くの人に伝染していることも考えられます。

尖型コンジローマ

主に性交渉によって、HPV=ヒトパピローマウイルス(Human Papilloma Virus)に感染して起こる代表的な性行為感染症(STD)のひとつです。
HPVの感染には、皮膚の表層の細胞ではなく基底層の細胞への感染が必要なため、好発部位は性行為で表皮に損傷を受けやすい外陰部、腟壁、子宮膣部、肛門付近、尿道口です。

症状 肛門・膣のイボ、かゆみ。できもの自体に痛みはありませんが、放っておくとどんどん増加します。
潜伏期 3週間~3ヶ月
原因 パピローマウイルス感染
特徴 少しずつ増大もしくは増加する。再発しやすい。 子宮頚癌の発生と関連性のあるウイルス。

外陰ヘルペス

主に性交渉によって、単純ヒトヘルペスウイルスⅡ型(HSV-Ⅱ)に感染して起こる病気です。一度感染してしまうとウイルスが体内に潜伏し、体の抵抗力が落ちた時や性交や月経等何らかの刺激があった時に再発することがあります。

症状 外陰部・膣の水泡から潰瘍、排尿困難、発熱、リンパ節腫脹
潜伏期 2日~1週間
原因 ヘルペスウイルス1型・2型
特徴 1度かかると潜伏して再発する性感染症以外でも発症する。

クラミジア感染症

性感染症の中で一番多く認められます。症状があまりないことが多く、感染に気が付かないため、罹患率が最近上昇傾向にあり、感染が進行すると不妊症の原因となる卵管炎を引き起こすことがあります。

症状 無症状
潜伏期 2~3週間
原因 クラミジア・トラコマティス感染
特徴 感染力が強い 。妊婦の5~8%、若い女性の15~25%が感染しているなど、最も多く見られるSTD 。
女性は卵管炎から不妊症に、男性は副睾丸炎から無精子症になる。

淋病

淋菌という病原菌が原因で、性行為(口による性行為も含む)によって、感染します。クラミジア同様に生殖器だけではなく、口腔内に感染することもあります。
また、菌自体は非常に弱いもので、性行為による接触以外では、ほぼ感染しません。クラミジアと同じく、症状があまりでないことがあります。

症状 黄緑の異臭のある帯下の増量。腹膜炎を起こすと、発熱・激しい下腹痛。
潜伏期 3~9日
原因 淋菌
特徴 最近増加傾向、咽頭炎の増加、耐性菌の増加→難治性

トリコモナス膣炎

膣内にトリコモナス原虫といわれるものが感染しておこる性病です。
悪臭のある黄色から淡い灰色、あわ状のおりものが増えるため、比較的感染に気が付くことが多くあります。日頃の検診が非常に大切です。

症状 泡沫状・黄色帯下・悪臭・かゆみ
潜伏期 3~10日
原因 トリコモナス原虫
特徴 尿路にも感染を起こす

カンジダ膣炎

おりもの異常を起こす病気の中で最もポピュラーな感染症で、膣内の常在菌である「カンジダ真菌」というカビが異常に増えることによって起きる感染症です。
「感染症」と言っても、「性感染症」とは異なりますので、性行為が全くなくても発症します。

症状 強いかゆみ、酒かす様帯下
原因 カンジダ(真菌)
特徴 もともと膣の常在菌で、抗生物質やピルの服用、抵抗力の低下時に増殖する。性的接触で男性からもらうものではないが、女性から男性に感染することもある。誰にでも起こり、再発しやすい。
性交のない年齢にも発生するため、性病とは根本的に異なる。

バルトリンのう腫

バルトリン腺とは、小陰唇(しょういんしん)の付け根、膣口の側面にあり、性交時に半透明の粘液を分泌する腺です。
セックスの摩擦や出産時など、何らかの刺激によってバルトリン腺が傷つけられたことが原因でバルトリン腺に分泌液がたまってのう腫となり、膨れ上がります。

症状 赤くはれる、ただれる、痛みが生じる。
原因 バルトリン腺に大腸菌やブドウ球菌、淋菌などが感染し、炎症を起こします。
特徴 ひどくなるとピンポン球くらいの大きさに腫れ上がる場合もあります。

帯下・外陰異常一覧

症状 疑われる病名
かゆみが強い カンジダ トリコモナス
痛みが強い 性器ヘルペス カンジダ 接触性皮膚炎(かぶれ)
腫れがある バルトリン腺のう腫
量が多い・においがきつい 非特異性膣炎 淋病 クラミジア トリコモナス膣炎
色が濃い クラミジア 淋病
イボがある 尖型コンジローマ

ブライダルチェックとは

ブライダルチェックとは結婚後早く子供が欲しい方や将来結婚するご予定がある方が受ける健康診断です。ブライダルチェックで出産が可能な体なのか、治療が必要な体質なのかなども診断が可能です。


現在では晩婚が多いと言われているため、女性の身体は妊娠しにくい場合もあります。 不妊に悩む前に、きちんとブライダルチェックをしておくと安心することもでき、何か問題があるとしたら早期治療を開始することで改善も期待できます。

検査項目

ブライダルチェックは基本的には問診、内診、超音波検査、血液検査、尿検査を行います。病院によっては他の検査を行うこともあります。

当クリニックのブライダルチェック

問診
内診
尿検査
子宮頸がん検査
超音波検査
血液型、性感染症(HIV、肝炎、梅毒、淋菌、クラミジア含む)検査
風疹抗体検査
トキソプラズマ抗体検査
貧血検査
肝機能検査
オプション/AMH検査(卵巣年齢検査)

排尿障害とは

尿が出にくい、尿がもれる、尿が出る回数が多い、排尿時に痛みがあるといった症状は、「排尿障害」としてまとめられます。高齢女性の排尿困難と頻尿では、過去に子宮がんの手術などを受け、膀胱を支配する神経が損傷されたために起こる神経因性膀胱が原因になっていることが多いようです。まれに、膀胱の出口の圧迫、尿道狭窄、膀胱結石が原因になっていることもあります。

原因

加齢による機能の変化、妊娠や出産による骨盤底筋のゆるみ、薬剤の影響、子宮筋腫、急性膀胱炎、子宮筋腫、子宮脱・膀胱脱、神経因性膀胱等。

過活動膀胱について

過活動膀胱は「急に我慢できないような尿意が起こる」「トイレが近い」「急にトイレに行きたくなり、我慢ができず尿が漏れてしまうことがある」などの症状を示す排尿障害のひとつです。最近の調査で、この病気で悩んでいらっしゃる方が増加していることが分かってきています。

具体的な症状としては、
急に尿意をもよおし、漏れそうで我慢できない(尿意切迫感)
トイレが近い(頻尿)、夜中に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)
急に尿をしたくなり、トイレまで我慢できずに漏れてしまうことがある(切迫性尿失禁(尿漏れ))
などが上げられます。

対処法

排尿困難などのトラブルは、日常生活の質を著しく低下させます。排尿に関して気になる症状があるときは、すぐに専門医や泌尿器科の診察を受けましょう。

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